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翌日 昨日見ちまった弥生と山崎。 万事屋があんなにショックを受けるとは思わなかった。 スゲェ震えて泣きそうな――あんな面の野郎初めて見た。 野郎が近藤さんと俺を負かせたなんて信じられねェ。情けねェ面しやがって。 今日も弥生は品出しをしていた。 色々訊きてェ事がある。 俺は迷わず声をかけた。 「よォ、弥生」 初めて名前を呼んだ。少し照れ臭い。 「あ、土方さん。こんにちは」 変わらぬ笑顔と挨拶。 「いつも見回りご苦労様です」 これは初めて言われたな。 「昨日よォ、見かけたんだ。山崎と一緒だったろ」 「――エッ」 弥生の表情が驚きに変わる。 「万事屋も、いたんだ。ショック受けてたみてェだぜ」 「え……万事屋って銀さんですか?」 「ああ、映画館の前で腑抜けてやがった」 目を見開く弥生。 「お前、山崎と付き合ってんのか」 「違います!」 弥生が首を横に振る。 「付き合ってねェのに誘われたら誰とでもデートすんの? お前」 「そ、そんなことありません」 「……ま、お前のことどうこう言うつもりねェけどよ。煙草、貰えるか」 そうだ。 弥生が誰とデートしようが付き合おうが、俺には関係ねェ。 |
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