銀魂 夢小説*弥生の華*

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help リーダーに追加 RSS 〜土方〜22

<<   作成日時 : 2008/05/04 10:05   >>

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 弥生の続き





 携帯が鳴った。



 ディスプレイを見ると知らねェ番号だ。



 俺は知らねェ番号には出ねェ事にしている。だが心当たりのある人物がいた。

 ――弥生だ。アイツには俺の番号は教えているが俺は訊いていない。



「もしもし」

『あ、土方さんですか? 弥生です』

「ああ、お疲れ。もう仕事終わったのか?」

『はい』

「わかった。すぐかけ直す」



 俺は一度切って履歴からかけ直した。俺からかけさせたのだから当然だろう。



『はい』



 呼び出ししねェ内に弥生が出て俺は思わず笑っちまった。



「オイ気ィ早過ぎだろ」

『えっ、だってケータイ手にしてたから』



 面白ェ女だ。



『お話ってなんですか?』

「ああ。単刀直入に訊くが、お前総悟と寝るのか」

『――エエッ!!?』



 耳元でデケェ声を出されて鼓膜が痛ェ。



『な、な、な、なんでですか?』



 相当動揺しているな。



「総悟が言ってたんだ」

『総悟さんが?』



 電話越しにため息が聞こえる。



「嘘なのか?」

『ほとんど一方的です。あたしの意思は無視な感じで』

「なら断れよ」

『断りました。でも来なかったら過激な悪戯するって言われて』



 総悟の野郎ォォ〜〜

 ターゲットを弥生に変えやがったなァ!?



「ったくアイツは。そんなこったろーと思ったぜ。わかった。総悟には俺が言ってやる。お前は心配しなくていい」

『え、でも大丈夫ですか?』

「ああ、大丈夫だ。だからお前は行くんじゃねェぞ」

『はい、わかりました。すいません』

「総悟から何言われても気にするな。面白がってるだけなんだ」

『それはわかってます』

「だったら真に受けんじゃねェよ」

『そうですね』

「じゃあ総悟にはよく言っとくから。また何かあったら遠慮せずかけてこい」

『はい、ありがとうございます』



 俺は電話を切った。



 とは言ったものの俺が言って聞くような奴じゃねェのは重々承知だ。

 だが言うだけ言わねェと。



 副長室を出て俺は総悟を捜す。

 今頃アイツの居る所といえば――




















 思った通り総悟はふてぶてしく寝転がってテレビを見ていた。



「オイ総悟、テメェさっきの話。弥生嫌がってんじゃねェか」

「なんですかィいきなり」



 テレビに向かったままつっけんどんに総悟が言う。



「弥生は行かねェってよ」

「来やすよ」



 どっから来てんだその自信。



「弥生は俺に惚れてやすからね」

「ハァ? 脅しといてよく言うぜ」

「人聞き悪ィこと言うんじゃねー死ね土方

「現に脅してんじゃねェか。来ねェと過激な悪戯するってよ」

「そーですねィ」



 総悟は携帯を取り出してメールでもしているかのようにいじりだした。



「誰にメールしてんだ」

「弥生。『水曜来なかったら今度背中に蛇を入れやすぜ。もちろん生きた』」 

「やめろやめろやめろォォォッッ!!!」



 言いながらメールを打つ総悟の胸倉を俺は掴み上げた。



「弥生に悪戯するのはよせッ!!」

「うるせー土方。俺に指図すんじゃねェ」

「何事ですか。廊下まで声が響いてますよ」



 呆れた口調で山崎がやってきた。



「おーザキィ。弥生は俺の女になったから、これからは必要以上に馴れ馴れしくすんじゃねーぜ」

「――エエッ!?」



 仰天する山崎に俺は総悟を離して冷静に言う。



「嘘に決まってんだろ」

「嘘じゃねェ。今度弥生と寝るんでさァ死ね土方



 いちいち死ねって言うな腹立つ



エエー!!? ね、寝る!? それって……隊長本当ですか!?」

「だから嘘だって」



 青ざめて慌てる山崎に呆れて言った。



 弥生に心配するなと言ったが、真面目なアイツの性格からして当日行ってしまいそうな気がする。





 総悟の悪戯もエスカレートしそうで心配だ





 まめに足を運んで弥生の様子を見に行ってやるか。



 俺も頻繁には抜けられねェから山崎にもその旨を伝えると「副長に言われるまでもありません!」と鼻息を荒くして言われた。そうかよ。



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